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【9】組み立て

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ここでは、リグの組み付けとボデイの接着を行います。







【9-1】リグの取り付け穴の仕上げ


リグの取り付け穴が0.8mmの大きさですでにあいていますが、リグの半田付けした所がこのままでは入らないので、1.5mmのドリルで入り口の部分だけ広げます。 
ラインアイの部分は、もうひとつ穴を開けなければいけません。まずアイのリグの足の長い方を、すでに開いている穴に差込んで、短い足が当るところにマーキングします。マーキングした位置にルーターで短い足が入る穴を開けます。 

 






穴の加工が終わったら、各リグを穴に差し込んでください。
いっぱいまで差し込んだら、リグの足先が4mmの穴の中に出てくるはずです。この先端を先の細いラジオペンチではさみ90度以上に曲げます。

最後にリグの位置を微調整した後、根元と穴の中の両方から瞬間接着剤を染み込ませて仮固定と防水処置を施します。

 





【9-2】接着

ボデイの接着はなるべく硬化時間の遅いエポキシ接着剤を使います。チューブから等量搾り出してよく混ぜ合わせます。寒い時には暖めた後で混ぜた方が良いでしょう。

接着は片側ずつ行います。まず片側のサイドプレートと、このサイドプレートを取り付ける側のセンターフレームに、布などに染み込ませた接着剤を限りなく薄く塗りこみます。
次に、センターフレーム側だけにつまよう枝などで接着剤を塗り、サイドプレートをあわせます。これで片側が終了です。

次に反対側です。まず同じ様に接着剤を薄く塗りこんでください。次にリグの根元の4mmの穴にエポキシを充填します。穴の中の空気が完全に抜けるまで入れてください。きちんと充填できたら、センターフレームに接着剤を塗り、ウェイトを忘れずに入れてサイドプレートをあわせて終了です。

完全に固まるまで圧着しておく必要があるためバイスで固定し一日置きます。







【9-3】仕上げ

接着が終わったら、はみ出して固まった接着剤をカッターで削ぎ落としておきます。リップホールの中もきれいにとっておきましょう。

次にリップホールの防水処置をしておきます。穴に瞬間接着剤を流し、余分な接着剤は、テイッシュをこよりにして吸い取っておきます。穴の回りも1mmくらいまで防水処置をしておきます。








つぎにリップの仮組みをします。リップのテンプレートのサイドに小さな切れ込みが設けてあるので、これを目安にリップの付け根をボデイに入るように絞っていきます。
まず、テンプレートをリップにあわせ、サイドの切れ込みの所にナイフで切れ込みを入れてマーキングします。このマーキングより根元側をナイフや、やすりを使ってだんだんと細くして、最終的に6mm弱まで絞ります。時々ボデイに差し込みながら具合を確かめ、きっちりはまるまで調整します。
リップの先端からボデイの付け根までの長さが18mm位になっていたらOKです。

最後に、リップ穴にバルサ材でふたをします。(ふたをして置かないと、塗装の段階でセルロースが溜まり、穴がふさがってしまいます)。ふたの厚さは1mmもあれば十分です。ふたは塗装の後切り取るので、ボデイと同じにならさず、0.5mm程度凹ませたほうが後で切り取る時の目安になって都合がいいです。接着はせずはめ込むだけです。

 
ボデイの製作はこれで全て完了です。あとは塗装だけです。